昨日、今日と用事があって東京に来てました。
というのも、僕がゲイデビューした頃に入ったゲイサークルのメンバーが先月亡くなってしまって、その追悼会で来てました。
当時、彼はキャプテンで、見学に行った僕を温かく…というより、見学のはずなのに半強制的というか体育会ノリというかそんな感じで、練習に参加を促され、見学=入部という風になりました(笑)
面白かったんです。
その日に入部してもいいと思える雰囲気で楽しかった。もちろん他の部員の人の良さもあるけど、やっぱりキャプテンだった彼のプッシュは一味違ったと思います。
その数ヵ月後に二丁目で忘年会があり、解散直前で彼は僕にエールを送ってくれました。
僕はある試験を控えてた時で、彼が
「トシキが無事合格をできるようにエールを送ろうと思う!
フレー!フレー!トーシーキ!」
と二丁目で恥ずかしいほどに大きな声で送ってくれたエールは本当に感動ものでした。
恥ずかしさもあって、照れ笑いしかできなかったけど、青春真っ盛りな僕にはとても力強いものでした。
それから一年弱が過ぎ、夏合宿で紅白戦が行われたのですが、それはそれは凄いものでした。
キャプテンの、若手の強さを、という思いもあり、僕ともう一人が各チームのリーダーをしました。彼は僕がいるチームMARSのメンバーでした。
試合では僕らのチームが負けてしまい、24歳にもなるのに僕は悔し涙が抑えきれなかったんです。
その夜に一人で外で涼んで悔しい気持ちを消化しようとしてたとき、後ろから「悔しかったなー。でもトシキは頑張ってたし、皆も頑張ってた!他のやつらも涙するぐらい頑張ってた!いつかこうやって試合ができることを望んでたけど、できてよかった。ありがとうな!次は勝とうぜ!」とかけられた優しくも力のある言葉は心の救いでした。
そんな青春をともにした彼に対し、なんとしても今回会いに来ずにはいられなかったんです。
今回の追悼会は主にそのサークルメンバー内で行われたのですが、彼がキャプテンをしてから関わった八割~九割のかたが集まりました。
彼がサークルをやめてから連絡を取り合わなかった人もそれなりにいたのに、そんなに集まったことが凄いな、と。
彼の仁徳や熱さが僕も含めて皆に伝わっていたんだろうと思います。
死後の世界とかは信じないタイプですが、もしもあるならば、僕がその世界に行ったときに堂々と彼と面と向かって声をかけられるような、そんな生き方をし続けたいと、今回考えさせられました。
少し重い内容でしたが、しっかり文字にして想いや考えを整理して、そして彼に伝わるといいなと思って書かせてもらいました。
たまには真面目でもいいじゃないか、
だって、
全力こそ輝きを生み出すのだから。
どうも、Mukkuでした!